2007年7月14日 (土)

7/14東京合宿三日目

合宿最終日です
2年生と1年生は、それぞれ別行動になります。

2年生は
完全就職活動
合宿出発前に、企業とアポイントメントを取って、会社説明会の参加にエントリーしてこの合宿に臨んだ2年生もいます。
昨日の交流会で先輩たちと会って、卒業生訪問をとりつけた2年生もいます。

1年生は
2年生のような就職意識は、まだありませんので、教師がプロダクション見学を引率します。
今年の予定は、スタジオジブリSTUDIO4℃
アニメーション業界のプロダクションやスタジオは、基本的には見学を認めていません。特に、スタジオジブリは一般の人間がスタジオ内に入るということは、ありえないはなしです。

大阪デザイナー専門学校後輩たちよ感謝しましょう、先輩たちに。
スタジオジブリSTUDIO4℃も、そこで活躍している卒業生がいて、彼らの声掛けで見学が実現するのです。

それでも
スタジオジブリには、これまで見学が叶ったことがありません。
今年は、
美術の春日井直美
「わたしが案内できる人数なら、見学していただけますよ」
って、言ってくださったのです。
春日井さんは昨日の交流会には参加されませんでした。でも、何とか後輩達の役に立てばと、広報の方に言ってくださったのだと思います。
ありがとう
こんな素晴らしい後輩へのプレゼントはありません!

2年生には気の毒?…
確かにそうかもしれませんが、2年生は現実の就職活動の中にいることを自覚しているはずです。
ジブリはあこがれでしょうが、君たちが業界に入れば、ジブリの仕事に関わることも夢ではないのです。
昨日みんなが会った、中津和美さんも近藤育代さんも、みんなと学年が変わらない先輩ですが、ジブリに就職したわけではありませんが、作画で制作に関わっているのです。
もちろん、直接スタジオジブリにチャレンジだってできるのです。

ラッキーな2年
2年生ガッカリの話しをしたわけですが、積極的にポジティブに考え実行にうつす者はいい思いができる。思わぬ幸運を手に入れることができる。
雨の中の会社訪問。
Img_0386東小金井の駅まで1年生と行動を共にしていた2年生たちですが、1年生が新宿駅のコインロッカーの使用があまりにももたもたしているので、相当頭にきていました。さらには、切符の買い間違いで東小金井駅改札でももたもた。
結果
1年生を駅に残して、先行して彼女たちの最初の訪問先Feel(フィール)に案内しなければならない具合になりました。
スタジオジブリへの訪問を10時30分に約束をしていたのですが、約束の時間ぎりぎりだったのです。
1年生を駅に残して、先に春日井さんを訪ねてジブリに。
ついでに2年生に、ジブリの場所を、知っておきたい人。一緒についておいで」
Img_0387雨降ってたので、もちろん全員とはいきませんでした。
12人ほどいてた内、興味津々7人が着いて来ました。
歩くこと数分。
先輩、春日井直美さんに会いましたよ。
久しぶり、崎元さん(ぶっち

再会に感激して、2年生を紹介して、
そして次の瞬間、2年生たちをビックリさせる発言が!

「皆さん作画志望なら、作画の部署だけの見学なら10分もかからないから、1年生が到着するまでの間、さっと案内するよ」

Img_0389やったあ! 行っておいで!
Feelに残った他の2年生には悪いけど、こんなチャンスはまたとない。
とってもラッキーな7人でした。これこそラッキーセブン

1年生超ラッキー
春日井さんとはゆっくり話しをしたかったけど、まだ一度もスタジオジブリに足を踏み入れたこともない花谷先生に、ジブリ引率を任せました。
1年生の何が超ラッキーかというと、
あの
宮崎駿監督と、至近距離対面したんだって! すごい! おめでとう!
わたしも面と向かって会ったことがない。Img_0388

生徒達には夢のような今回の合宿でした。

抽選で
ジブリ組と4℃組 に分かれたのですが、宮崎駿監督と会う機会に恵まれなかった残りの1年生は、ぐるっとまわって、宮崎さんのアトリエを眺めて、駅に戻り、時間つぶししました。

午後は、今度はみんながいい思い
をする番だ。吉祥寺のSTUDIO4℃に向かいました。
こちらは、3月に学校に来てくれた森本晃司監督が、会社の中を案内してくれます。

Img_0400久しぶり森本監督
1年生の中には、3月のワークショップに参加した人もいるよねえ?
森本監督は
Genius Party(ジーニアスパーティー)第2弾の「次元爆弾」制作の真っ只中。
作画エリア、CGエリア、編集室、いろいろな場所を案内してくださいましたよ。
4℃組、質問いっぱいしてました。たっぷり1時間、森本先輩と話ができまImg_0391した。Img_0392_1 Img_0393_1 Img_0394_1 Img_0397_1 Img_0398_1 Img_0395_1 Img_0396_1 Img_0399_1 Img_0401

さて、大阪戻ります
台風が来ているのです。九州に上陸したそうです。
台風に向かって新幹線を走らせるんです。
格安旅行を目指して帰りも深夜バスでという案もあったんですが、結果オーライでした。
お土産いっぱい手に入れました。
お金で手に入れることのできないお土産も。
ジブリでもらったラッシュフイルムです。
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新宿駅のコインロッカーですが
便利なのか不便なのか…
団体で利用するときには絶対に不便です。
誰かがセットしてたら、順番を待たないとダメだから。
個々のロッカーに単独のキーでロックする従来のタイプなら、いっせいに使えるんだけど、中央制御のこのタイプは絶対ダメです。時間がかかります。
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2007年7月13日 (金)

7/13東京合宿二日目

二日目と言っても
じっしつ初日です。東京に着いて最初の日。本日の予定は、まず、宿泊するホテルに寄って、荷物を預け、身軽になってから、三鷹の森ジブリ美術館に見学。そして、もう一度ホテルに帰ってきてチェックイン。その後、メインイベントである、先輩たちとの交流会

宿泊のホテルは
赤坂のTBSの西隣り。かつての、老舗・シャンピアホテル跡地に昨年オープンした「ザ・ビー赤坂

千代田線赤坂駅7番出口
から、TBS放送センター玄関前を通り過ぎて、階段を上って、赤坂パークビルヂング向かいです。
こじんまりとしていますが、デザイナーズマンション風のお洒落なロビーです。

赤坂駅
に戻って代々木上原方面へ。みっつ先の駅、明治神宮前駅下車。JR線へ乗り換え。山手線原宿駅から新宿へ。JR中央線で三鷹駅に。中央特快に乗ると、新宿駅から中野駅、その次がもう三鷹駅です。

三鷹駅からジブリ美術館へは
Img_0350歩いても行けますが、バスが便利です。乗車運賃200円ですが(往復切符なら300円)デザインが可愛い。ジブリに行く!という感じになります。
直通送迎バスではなんですよ。トトロの絵がプリントされていますが普通の路線バスです。途中、いくつかの停留所に停車します。住宅街を走っていきます。
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団体入場は
本来の入場時間とずらしたタイミングで入場です。
館内の混雑を避ける配慮です。
専用のテントの下に集められ、館内の案内を、スタッフから説明されました。
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平日でしたが
本日の入館者数は多いそうです。

お昼前の
11時30分でも、レストランはいっぱいでした。
カフェ「麦わらぼうし。想い出に残りますが、値段はけっこうな値段です。
3びきのくま展にちなんでメニューに加えられたロシア風ビーフストロガノフ は1,200円。
この7月からラベルデザインがリニューアルされたオリジナルビール「風の谷のビール」ビン麦酒600円。
Img_0354わたくしは、簡単にテイクアウトコーナーでホットドックとリンゴジュースを。
野菜たっぷりの新メニューのサルサドッグです。
500円ホットドックの50円高いメニューです。
番号札20番で順番待ちです。
Img_0355ジュースは300円です。

食事してるところを
花谷先生に盗撮されました。
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三鷹の森ジブリ美術館は
たんなるジブリのキャラクターテーマパークではありません。
映画・アニメーションの博物館です。
作画・背景・仕上げ・撮影・編集といった、制作の各パートにおいて、スタッフがどんな思いをもって、工夫して、アニメーション制作に関わっているかを、豊富な手書きの解説でもって説明してます。宮崎駿監督の走り書きでしょうか?
ひとつひとつのテロップをじっくり読んでいくだけでも、半日充分館内で楽しめます。
アニメーターやスタッフの、現場の息遣いが聞こえてきそうです。
作画や背景の展示部屋の壁にはイラストやスケッチが隙間もないほど貼られています。
撮影の部屋では撮影スタンドが展示され、ファインダーを実際に覗きながらPANやトラックアップやトラックバックといったカメラワークを実際に体験できます。
編集の部屋では、ビュアーを回しながらフィルムのひとコマひとコマを実感できます。
これらは、現在実習授業で制作に関わり始めた2年生たちにとっては、タイムリーな体験ができます。

21日から公開
される「アズールとアスマール」の展示や映像紹介も見ごたえがありました。

11時に入場してから
約4時間、充分に楽しめました。学生たちは、お土産袋で両手いっぱいです。
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午後4時
三鷹の森ジブリ美術館を後にしました。
歩いて、JR中央線吉祥寺駅にむかいました。
赤坂のホテル「赤坂ザ・ビー」に戻ります。
夜7時から、先輩たちとの交流会です。

大阪デザイナー専門学校卒業生&在校生交流会
忙しい中、大勢の先輩たちが参加してくださいました。
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しましまとらのしまじろうの小林哲也監督。ゲゲゲの鬼太郎の門田英彦監督。ぽかぽか森のラスカルの美術監督筒井典子さん。もとプロダクションIGの近藤育代さん。鉄子の旅の作画監督竹内昭さん。スタジオブーメランの中津和美さん。フィールで作画している立田眞一さん、重本和佳子さん、今年3月卒業して業界に入ったばかりの同じくフィールの平峯義大くん、山本彩さん、田頭さん。Assez Finaud Fabric(アッセ フィノー ファブリック)で撮影監督している口羽毅くん。AICで動検している波部崇くん。ユーフォーテーブルで制作進行している井ノ口豊くん、制作進行西垂水さん、。
Img_0372 こんな懐かしい人たちも
マッドハウスで20年間撮影を担当している山口仁さんと菊地先生(現在井出さんです)、作家の新谷尚之くん。

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7/12東京合宿出発

アニメーション学科の夏季合宿は
隔年交互に2テーマで行われます。
まず、広島で国際アニメーションフェスティバルが実施される年は映画祭参加。
そのはざ間の年にあたる今年は、2年生の就職活動と1年生のアニメ業界視察を目的とした東京合宿です。

合宿は希望者が
参加する学校イベントです。実施の年によって参加人数はけっこうばらつきがあります。

前回(2年前)は
2年生の東京への就職意識が高くなかった学年だったこともあってとても寂しい合宿になりました。
これは、関西にもアニメーションの会社が増えてきたことが大きく影響しているかもしれません。
特に京都アニメーションの活躍は大きいように思います。
大阪デザイナー専門学校に入学してくる学生たちも、全員、京都アニメーションの存在は知っています。また、本校から多くの卒業生が京都アニメーションで活躍していることも知っています。

そんな事情もあってか
ここのところ、東京への就職希望者の勢いが小さくなってきていると言えます。
前回の東京合宿は、もろに、それが参加者の数字に反映されたということだと思います。

でも今年は
2年生も、それから1年生も、参加に意欲を示してくれました。
素敵な傾向です。
けっして、東京に肩入れするつもりはありません。しかし悲しいかな、アニメ産業の中心はTOKYOです。
チャンスも、活躍の舞台も、経験と勉強の場も、山ほどそこに集まっているのです。

かつて京都アニメーションが
「東京にはない、西の、独自のアニメーションスタイルを」という気持ちを発信していたのを記憶しています。
関西ではここだけと言っていい、本格的なアニメーションの制作会社。

でも
個人的に期待していた、アニメーションのファンタジックな方向には向いていかず、ここのところのヒット作品は、東京型アニメと同系列路線を進んでいると思います。
京アニの八田さんに、そのあたりのことを聞いてみたことがありますが、やはり視聴率であるとか売れるであるとか、ビジネスのことを考えると、作りたいもの100%ではできないそうです。

そうですよね
仕方がないですね。
作るためにはお金が居るのです。

生徒たちには
東京に出ることを勧めています。
関西でやってることと東京でやってることが結局同じならば、アニメを取り巻くいろんなものが集まる東京の方がいいじゃないですか。
アニメを目指すみんなの、いろんな思いに応えてくれるいろいろな会社が、いっぱい集まっているのです。種類も数も。

東京合宿の意味は
アニメーション学科30年の歴史において、多くの卒業生たちがアニメ業界に進んで行きました。
そんな彼らが、
今、どんなことをやっているのか
業界自体がどうなっているのか
その業界の、昔と今
そして、どこに向かおうとしているのか(将来)
学生のとき何をしていたのか
どうやってこの業界に入っていったのか

そんな
先輩たちが目の前でアドバイスをしてくれるのです。
しかも
何人もの先輩たちが。
30年分のろんな世代の先輩たちが。
作画、背景、制作進行、撮影、編集、演出、監督、いろんなポジションで活躍している先輩たちが。
じっくり話しを聞けます。質問できます。
みんな、同じ環境で学んできた先輩たち。身近な人たちからの話しが聞けるのです。

そんな体験ができる学校
って、ごく限られた学校でしょう。特に、人集めで最近、急きょ講座や学科を新設した大学や専門学校にはまねできないことです。

その大切さに
しっかり気づいてくれた生徒たちが、今年はたくさんいてくれたということです。

2年生は
進路変更(あきらかにアニメ業界への就職をあきらめた人)と、家の事情でどうしても参加できなかった生徒以外は全員参加しました。
1年生は
学年の半分が参加。
この参加人数は、きっと、過去最高です。
1年生には
就職の意識は、まだまだないと思いますが(そんなこともないのかも)、気持ちミーハーで参加してくれたんだと思います。
でも、これ大切
もちろん、たんなるファンなら困った話しですが、好きなことに目を輝かせる姿勢はぜったい大切です。
合宿費用を理由に参加を見合わせた人も居りますが、そんなのはおかしい。
みんなの気持ちと実行で、それ以上の素晴らしいものを手に入れることのできるせっかくのチャンスなんだから。
この合宿は、
たんなる、先輩と遇わせてもらえるイベントではないんだよ。
みんなの憧れを、現実に変えてしまうことができる扉を開けるチャンスなのです。我々はその扉の場所を教えて誘っただけ。
みんなはそれに着いて来た。
後は、自分で扉を開けるだけ。

7/12(木)、ちょっとでも
安くで東京に行くため、深夜ハイウェイバス・青春中央ドリーム大阪号を利用。
23:10発(大阪駅桜橋口) ⇒  07:33着(新宿駅新南口)
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2年生は
深夜集合の深夜バス合宿は昨年の広島国際アニメーションフェスティバル合宿以来2度目です。

Img_0346 Img_0347
東京まで約8時間半
広島と違ってゆっくり寝れます。
Img_0348途中休憩は、養老サービスエリア
ほとんどトイレ休憩のみの短い停車。
東京に入ってからは、中央道日野、中央道府中、中央道深大寺、中央道三鷹の四つの停留所に停車。
JR新宿駅新南口が終点です。

バスは
2階建てバスですよ。
車体にブルーのツバメマーク。
4列シート仕様。
後ろタイヤが二組の、ちょっとカッコイイバス。

大阪は
梅雨前線の影響で雨でした。台風も近づいています。
予定では合宿後の15日に本州上陸予想ですが…
一応、台風から遠ざかっていきます。

Img_0349東京は
曇り空でした。
今日一日、雨降るな!

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